なにわ男子への誹謗中傷、STARTO社が米連邦地裁を通じて投稿者を特定した経緯
⚡ 30秒でわかるまとめ
- なにわ男子のInstagram生配信中に特定メンバーの存在を否定するコメントを繰り返した投稿者について、STARTO社が2026年8月10日、法的責任の追及を進めていると発表した。
- 投稿者の特定には、Instagramを運営する米Meta社を相手取り、米カリフォルニア州北部地区の連邦地方裁判所に発信者情報の開示を申し立てるという、通常とは異なる手続きが使われた。
- SNSでは事務所の対応を歓迎する声が広がる一方、「誹謗中傷」と「批判・感想」の線引きへの関心も出ている。
📌 出典: オリコンニュース、 モデルプレス、 Yahoo!ニュース(オリコン配信) ほか。本文中の解説・論点整理は当サイトが独自に執筆しています。
何があったのか
STARTO ENTERTAINMENTは2026年8月10日、なにわ男子がInstagramで行った生配信中に受けた誹謗中傷について、法的対応の状況を公表しました。対象となったのは、配信中に特定メンバーの存在を否定するコメントを執拗に書き込んだ投稿者です。
事務所は投稿者を特定するため、Instagramを運営する米Meta社を相手取り、米カリフォルニア州北部地区の連邦地方裁判所に発信者情報開示の申立てを行いました。同裁判所が開示命令を発令し、Meta社から発信者情報の開示を受けたことで投稿者の特定に至り、事務所は現在、特定した投稿者に対する法的責任の追及を進めています。
STARTO社は発表の中で、契約タレントが安全に、権利を脅かされることなく芸能活動へ取り組めるよう、誹謗中傷をはじめとするあらゆる権利侵害に対して今後も毅然とした対応を続ける、という趣旨のコメントを出しています。
🗺 投稿者特定までの4ステップ
- STEP 1誹謗中傷生配信中に、特定メンバーの存在を否定するコメントが執拗に書き込まれる。
- STEP 2米国へ提訴Instagramを運営する米Meta社を相手取り、米連邦地裁に発信者情報の開示を申立て。
- STEP 3開示命令裁判所が開示命令を発令し、Meta社が投稿者の情報を開示。
- STEP 4法的追及特定した投稿者への法的責任追及を進めていると公式発表。
図の見方: 国内の裁判所ではなく米国の連邦地裁が使われた点が、今回の対応が異例とされる理由です。
これまでの経緯
- 2023年10月旧ジャニーズ事務所が体制を刷新し、STARTO ENTERTAINMENTが発足。所属タレントの権利保護を強化する方針を掲げてきた。
- 配信中なにわ男子のInstagram生配信で、特定メンバーの存在を否定するコメントが執拗に書き込まれる。
- 8月10日までにSTARTO社が米Meta社を相手取り、米カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所に発信者情報開示を申立て。同裁判所が開示命令を発令。
- 2026年8月10日Meta社からの開示を受けて投稿者を特定。法的責任の追及を進めていると公式に発表した。
なぜ米国の裁判所が使われたのか
今回の対応で注目されているのが、国内の裁判所ではなく米国カリフォルニア州の連邦地方裁判所が使われた点です。誹謗中傷への発信者情報開示は、通常はプロバイダ責任制限法に基づき国内の裁判所へ申し立てるのが一般的なルートです。
ただしInstagramを運営するMeta社は米国法人であり、投稿者の登録情報などのデータは米国側が保有しています。情報を保有する事業者の所在地に応じて、開示を求める裁判所も変わるため、今回は米国の連邦裁判所が利用されたとみられます。
⚖ 国内の手続きと今回の米国ルートの違い
国内の発信者情報開示
- プロバイダ責任制限法に基づき、国内の裁判所へ申立て
- 対象は国内のSNS事業者・プロバイダが中心
- 誹謗中傷訴訟でもっとも一般的に使われるルート
今回の米国ルート
- Meta社は米国法人のため、情報を保有する米国の裁判所を利用
- 米カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所に開示命令を申立て
- 海外プラットフォーム相手の権利行使として異例
図の見方: Meta社の情報保有元が米国であるため、今回は国内ではなく米国の裁判所が使われたとみられます。
みんなの反応
👍 支持・評価する声
- 事務所が本気でタレントを守ろうとしている対応として評価する声
- グループ名を明記して発表したこと自体が、同様の投稿への抑止力になるという見方
- 海外の巨大プラットフォーム相手でも臆さず法的手段に踏み込んだ点への好意的な反応
👎 慎重・疑問視する声
- 米国の裁判所まで使う大掛かりな手続きに、そこまで必要だったのかという声
- どこからが「誹謗中傷」でどこまでが「批判・感想」なのか、線引きの基準が見えないという疑問
- 一般のファンが萎縮し、率直な感想も書きづらくなるのではという懸念
STARTO社の「米国提訴」という対応をどう思う?
なぜここまで話題になったのか
今回の件が広く関心を集めたのは、投稿の内容が単なる悪口ではなく、「特定メンバーの存在そのものを否定する」という珍しい形の誹謗中傷だったからです。容姿や言動への批判とは違い、その人がそこにいるという事実自体を執拗に否定する行為は、受け手にとってより不気味で、見た人の感情を強く動かしやすい性質を持ちます。
もう一つの理由は、日本の芸能事務所が米国の連邦裁判所を通じて権利行使に踏み込んだという展開の意外性です。SNSでの誹謗中傷対応というと国内の手続きを思い浮かべる人が多いなか、Meta社という海外の巨大プラットフォームを直接の相手取りにした事実が、「そこまでやるのか」という驚きと同時に「ここまでできるのか」という発見をもたらし、拡散の勢いにつながりました。芸能界を巡るトラブルとしては、アイドルグループの解散と給料未払いが明らかになった件など、事務所側の対応そのものが話題になるケースが増えている流れとも重なります。
まとめ
STARTO社は今回、国内外を問わず誹謗中傷に法的対応で臨む姿勢を明確に示しました。海外プラットフォームを相手取った権利行使が実現したことで、同種の投稿への抑止効果も期待されています。
一方で、どこまでが法的責任を問われる「誹謗中傷」に当たるのかという線引きは、今回の発表だけでは判然としません。特定された投稿者への今後の対応や、事務所側からの追加の説明があるかどうかが、次の焦点になりそうです。
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