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【意外】トガリネズミの脳が冬に縮むのは、細胞が死ぬからではなく「脱水」だった
独マックス・プランク動物行動研究所のBaldoni氏らが2025年8月にCurrent Biology誌に発表。トガリネズミの脳は冬に最大9%縮み春に戻るが、原因は細胞の死ではなく脱水だった。MRIで生きた個体を直接撮影して確認。
【意外】アリの女王は、においだけで働きアリに「実の母親」を殺させていた
九州大学の嶋田拓氏らが2025年11月にCurrent Biology誌に発表。寄生性のアリの女王は宿主の女王ににおいを吹きかけるだけで、働きアリを豹変させ実の母親を殺させていた。2種で手口がまったく違うことも判明。
【意外】魚の「老い」は、じわじわではなく数日で切り替わっていた
スタンフォード大のBedbrook氏らが2026年3月にScience誌に発表。寿命4〜6か月のキリーフィッシュ81匹を生涯撮り続けたところ、老化は坂道ではなく数日で切り替わる「階段」だった。中年期の行動のクセだけで寿命を機械学習が言い当てた。
【衝撃】虫は深い水の圧力に耐えられない、はずだった…この幼虫は毎日214m潜り、育ちきると463m分の圧力にも潰れなかった
カナダ・ブリティッシュコロンビア大学のエヴァン・マッケンジー氏らが2026年7月23日にScience誌に発表。アフリカ・マラウイ湖にすむユスリカの幼虫は、日中だけ酸素のない水深200m超の層に潜って身を隠す。圧力チャンバーで調べると、育ちきった幼虫の空気袋は463m分の水圧でようやく壊れた。近い仲間の幼虫はわずか16mで壊れており、「虫は水圧に耐えられないから海にいない」という説明の少なくとも一部が崩れた。
【衝撃】ゴキブリは「相手の羽」を食べ尽くすと、浮気しなくなっていた…440回攻撃して、パートナーを間違えたのは0.5%未満…
兵庫県立人と自然の博物館の大崎遥花研究員らが2026年3月にRoyal Society Open Science誌に発表。沖縄のリュウキュウクチキゴキブリは、互いの翅を食べ合ってペアになると、見知らぬ侵入者だけを夫婦で協力して追い払い、パートナーには手を出さなかった。440回攻撃して、仲間を間違えたのは0.5%未満。昆虫でペアの絆が実験で示された初めての例。
【衝撃】マイナス6度の雪原を歩く虫が、体の中で「自分だけの熱」を作っていた…震えずに体温を上げていた…
米ノースウェスタン大学・スウェーデン ルンド大学のチームが2026年3月にCurrent Biology誌に発表。翅のない「雪バエ」は氷点下6度でも雪の上を歩き、冷やされると体温がおよそ1度・5分だけ自力で上がる。震えは無く、哺乳類の発熱に似た仕組みを体の中の小器官が担っていた。
【衝撃】コカインで汚れた湖のサケ、1.9倍遠くまで泳いでいた…105匹追跡の末、真犯人は「コカインの残りカス」だった
グリフィス大学・スウェーデン農科大学などが2026年4月にCurrent Biology誌に発表。スウェーデンの湖で若いサケ105匹を8週間追跡した結果、コカインが体内で分解された後の物質(ベンゾイルエクゴニン)を浴びたサケは、浴びていないサケより最大1.9倍遠くまで泳ぎ、最大12.3km遠くまで散らばった。効果が強かったのは、コカイン本体ではなく分解後の
【衝撃】ボノボの「カンジ」は、見えないジュースの位置を50回中34回当てていた…人間だけの能力のはずだった…
ジョンズ・ホプキンス大学のバストス氏・クルペニェ氏が2026年2月Science誌に発表。言語訓練を受けたボノボ「カンジ」が、実験者が注ぐふりをした見えないジュースの位置を50回中34回(68%)的中。本物とふりを並べても約8割の確率で本物を選んだ。ただしカンジはこの分野で最も例外的な1頭でもある。
【衝撃】ハトが道に迷わない理由は、脳ではなく肝臓の「掃除屋細胞」だった…消したら曇りの日だけ迷子になった…
独ボン大学・マックスプランク動物行動研究所などが2026年5月Science誌に発表。ハトの方向感覚の正体を、目・くちばし・脳など5つの臓器を磁石の機械にかけて探したところ、最有力候補は肝臓の「掃除屋」免疫細胞(マクロファージ)だった。34羽のうち、この細胞を薬で消したハトは、曇りの日にだけその日のうちに帰れなくなった。仕組みは未解明で、専門家の意見は割れている。
【衝撃】牛が道具を「使い分けて」いた…背中はブラシの毛、乳房は棒の先端で
ウィーン獣医大学の研究チームが2026年1月にCurrent Biology誌に発表。オーストリアの乳牛「ベロニカ」(13歳)は、デッキブラシのかたい毛の先を背中や腰に、なめらかな棒の先を乳房や下腹に使い分けていた。同じ道具の違う部分を目的で使い分ける「多目的道具使用」は、これまで人間以外ではほぼチンパンジーにしか確認されていなかった。調べられたのはベロニカ1頭だけという限界も含めて解説する。
【衝撃】名前で呼ばれた乳牛は年258リットル多く牛乳を出す…516農場を調べた結果、真犯人は…
英ニューカッスル大学のダグラス氏とローリンソン氏が2009年3月にAnthrozoös誌に発表。英国の乳牛農場516か所を調査したところ、牛を名前で呼ぶ農家では、そうでない農家より年間258リットル多く牛乳が出ていた。2009年イグ・ノーベル賞受賞。ただし、名前が牛乳を増やしているのではなく、名前は「もっと大事な何か」の目印だった。
【衝撃】カメレオンが色を変える本当の理由は「隠れるため」ではなかった…21種を比べて分かった…
メルボルン大のスチュアート=フォックス氏らが2008年1月にPLoS Biology誌に発表。南アフリカの小型カメレオン21種を、鏡と本物の相手で挑発しながら色の変化を測ったら、色の変化幅が大きな種ほど、周りの景色にまったく紛れず、逆に目立つ色を出していた。カメレオンが色を変える最大の理由は「隠れるため」ではなく「相手に見せるため」だった。
【衝撃】ネコが「甘い」を感じないのは、壊れた遺伝子1個のせいだった…20年前に決着していた…
モネル化学感覚センターの徐嘉氏らが2005年7月にPLoS Genetics誌に発表。イエネコ・トラ・チーターの舌にある「甘み受容体の設計図」の1つ(Tas1r2遺伝子)が、247塩基抜け・途中で止まる合図が2か所ありで、完全に壊れていた。ケーキやアイスに寄ってくるネコは、甘さではなく脂や匂いに反応している。
【衝撃】好きな曲で「鳥肌」が立った瞬間、脳では8人全員に「食事や薬」と同じ物質が出ていた…
カナダ・マギル大のサリンプール氏、ザトーレ氏らが2011年1月にNature Neuroscience誌に発表。曲のサビで背中がぞわっとなる瞬間、脳の中では8人全員でドーパミンが出ていた。しかも「サビの直前」と「サビ本番」で、出る場所が違った。ただし対象は8人。「音楽は麻薬」と読むのは早い。
【衝撃】5歳のチンパンジーは「0.2秒」で数字9個を覚えた…同じ画面を見た大学生の正答率は…
京都大学霊長類研究所の井上氏と松沢氏が2007年12月にCurrent Biology誌に発表。5歳のチンパンジー「アユム」は0.2秒だけ映る数字9個の位置を消えたあとも順に触れた。大学生の正答率ははるかに下だった。ただし「チンパンジーが賢い」と読むのは早い。
【衝撃】アリは仲間の脚を「噛みちぎって」救っていた…40分の手術で生存率は40%→90%に…
スイス・ローザンヌ大のフランク氏らが2024年7月にCurrent Biology誌に発表。フロリダのオオアリは、太ももにケガをした仲間の脚を40分かけて根元から噛み切って救っていた。放置すれば40%しか生き残らないところ、手術を受けた個体はほぼ全員生き延びた。ただし「アリに医療の知恵」と読むのは早い。
【衝撃】ラットは「チョコレートより仲間」を選んだ…約30匹が檻を開け、あとから食べ物を分けた12日間…
米シカゴ大学のバルタル氏らが2011年12月にScience誌に発表。約30匹のラットのうち約7割が、閉じ込められた仲間の扉を開ける動きを自分で覚え、チョコレートを独り占めしなかった。ただし「ラットに共感がある」と読むのは早い。
【衝撃】5センチの小魚が「鏡の中の自分」に気づいた…大阪の研究室が10匹の喉に色素を刺した実験…
大阪市立大学の幸田正典氏らが2019年2月にPLOS Biology誌に発表。5〜7センチのホンソメワケベラの喉に茶色の色素を刺したら、鏡を見た魚だけが色素を落とそうと喉をこすった。ただし「魚が自我を持つ」と読むのは早い。
【衝撃】マルハナバチは「玉ころがし」で遊んでいた…エサ抜き45匹が1匹あたり最多117回、木のボールを転がし続けた…
ロンドン大学クイーンメアリー校のガルパヤゲ・ドナ氏らが2022年10月にAnimal Behaviour誌に発表。マルハナバチ45匹が木の玉を最多117回も転がし、若い蜂ほど頻繁だった。「昆虫が“遊ぶ”のを確かめた初めての論文」と紹介された。ただし「楽しんでいた」と読むのは早い。
【衝撃】タコは眠りながら「昼の色」に戻っていた…OISTと沖縄の海が撮ったREM睡眠のような1分間
眠っているタコの体表が、突然きらめきながら昼の色に戻る——1時間に1分ほどのその状態が、人間や鳥のREM睡眠に似ているというのが今回の話です。皮膚の柄と脳の電気活動が、両方とも「起きているとき」とそっくり。ただし「夢を見ていた」と言い切るのは早い。
【衝撃】ゾウは互いを「名前」で呼んでいた…101頭の低い唸り声を機械にかけた結果
ケニアで録った469本の低い唸り声を機械学習にかけると、「誰に向けた声か」を偶然の3倍以上の精度で当てられた。自分の名前を再生されたゾウだけが強く反応。ただし人間の「名前」と同じ意味かは、まだ分かりません。
【衝撃】コウイカは「マシュマロテスト」に合格した…5歳児と同じ我慢を、水槽の中で見せていた
4歳児向けの我慢テストを水槽で試したら、コウイカ6匹全員が「今の食べ物を我慢すれば、あとで好物が出る」を学習。最長130秒じっと待ちました。ただし6匹の実験。人間の子どもと同じ「我慢」と呼ぶのはまだ早い。
【衝撃】画面時間が長かった子ほど、10代で思考が速かった…8年260人追跡の想定外
「画面時間は短いほどいい」を8年かけて確かめたら、逆の数字が出ました。フィンランドの260人追跡研究で、子ども時代から画面時間が長かった子ほど15.8歳の認知処理の成績が良好。ただし関係が出たのは質問紙で測った項目だけで、センサー計測のほうは沈黙しています。
【衝撃】「世の中せわしなくなった」は数字で否定された…米国はむしろ遅くなっていた
「昔より世の中がせわしなくなった」を生活時間調査で確かめたら、逆でした。米国の2003〜2019年で活動の種類・移動回数・時間の細切れ具合はいずれも減り、睡眠は増加。「いつも急かされている」も31%から22%へ。ただし2020年以降と日本のデータは入っていません。
【衝撃】職場の第一印象、いちばん効かないのは「経歴」だった…145研究を束ねた結論
面接で最も時間をかける「経歴」が、第一印象にはいちばん効いていませんでした。145研究・204サンプルを束ねた2026年のメタ分析で、話し方と見た目のほうが強く印象を決め、1分未満の印象が数か月後の評価にも結びついていました。ただし相関であり、パワーポーズの主張とは別の話です。
【衝撃】海辺のカモメ、話しかけると「歩いて」逃げるだけ…叫ぶと約半数が飛び立った
海辺のカモメには、話しかけるより叫ぶほうが効く——2025年11月、英エクセター大学の論文で数字が付きました。9町61羽のセグロカモメで、叫び声は約49%が飛び立ち、話し声は15%が飛び、残りは歩いて離れました。ただし試したのは男性5人の声だけです。
【驚愕】マウスは仲間の「舌を引き出して」蘇生させていた…実験室で確認された
意識を失った仲間の口を噛み、舌を引き出して気道を開く——2025年2月にScience誌に出た論文の話。USCの神経科学チームが撮った映像で、マウスにも
【衝撃】猫は「飼い主の匂い」より知らない人を2倍長く嗅ぐ…30匹の実験で判明した
猫は飼い主より「知らない人」の匂いに2倍長く鼻を向けていた——2025年5月、東京農業大学のチームがPLOS ONEに出した論文の結果です。しかも最初に使うのは右の鼻の穴、慣れると左に切り替える、という順番まで観察されました。
【衝撃】ワタリガラスは155km先の「オオカミの狩り場」を覚えていた…追う姿は「幻」だった
ワタリガラスは狩りの音を聞きつけて飛んでくる——という定説が、GPS追跡でひっくり返りました。彼らは追わず、記憶で飛んで来ていた。
【驚愕】ミツバチの女王を作るのは「ロイヤルゼリー」じゃなかった…犯人は「部屋の壁」だった
女王ハチはロイヤルゼリーで作られる——長年の教科書の説明が2026年6月、Natureで書き換わりました。同じ餌を与えても、育つ部屋の壁の材料が違うと、幼虫は死んだり小さくなったりしていた。
【衝撃】コーヒーが効いていたのは「カフェイン」じゃなかった…デカフェでも同じ結果が出た
コーヒーが心に効くのはカフェインのおかげ——という前提が、2026年4月にネイチャー・コミュニケーションズで揺らぎました。カフェイン入りとデカフェで、ストレス・落ち込み・衝動性が同じように下がったのです。
【衝撃】天気予報の理論的限界は129日先…なのに今届いているのは「14日」
「天気予報はどこまで当たるか」に新しい答えが出ました。理論的な天井は129日先。ただし、いま届いているのは14日で、その差は9倍あります。
【驚愕】恐竜が小さくならなかった理由、犯人はまさかの「ネズミ」だった…
恐竜は75トンまで大きくなれたのに、なぜ小さい方は450gで止まっているのか。2026年8月に『Evolution』誌に出た論文は、答えを『哺乳類』に求めます。数字を開いて読みます。
【衝撃】1億年前の海に体長20mのタコ…見つかったのは「顎だけ」だった
北海道大学のチームが、白亜紀の地層からタコの化石を掘り出しました。顎の摩耗から復元される最大体長は約20メートル。ただし実物の胴体は、ほとんど残っていません。
豚の遺伝子を撃ち込まれたレタスが、肉の味の元をつくった
遺伝子銃で豚のミオグロビン遺伝子をレタスの葉緑体に撃ち込む。世界初の成功として2026年8月に報告されました。ただし収量は本物の肉の10分の1以下、ヘムが入っているのは3個に1個。
手書きは脳を広く使う。ただし比べた相手は「人差し指1本のタイピング」だった
手で書くと脳の結合が広がる——256chの脳波計で36人を測った有名な研究を、方法の細部まで開いて読み直します。結果は本物です。ただし比較対象は右の人差し指1本で打つタイピングでした。
5年ひとりぼっちのイルカが、1万833回しゃべっていた
デンマークの海峡に1頭だけで居ついたハンドウイルカ。海中マイクを3か月沈めたら、話す相手がいないのに1万833回の発声が録れました。しかも「名前」にあたる鳴き方を3種類も持っていた。
「くよくよ考える」の害は、日本のほうが小さかった
嫌なことを繰り返し考える「反芻」の害は、アメリカより日本のほうが小さい——日米439人の大学生を1日8回・7日間スマホで追跡した研究の結果を、研究の限界まで含めて図解つきで解説します。
アリに「自分で自分を撃たせる」クモが見つかった
体長わずか5mm。罠の引き金を引くのは、獲物であるアリ自身だった。最大139G、糸1kgあたり11.73メガワット——地球上で最も出力密度の高い生体カタパルト。
1日1時間のゲームを半年、脳はこう変わった
ゲーム未経験の大学生43人に1日1時間・週5日のFPSを半年続けてもらい、脳波を3回測定。注意の反応速度と脳内の同期が変化しました。対照群がないという限界まで含めて図解で解説します。