スマホを水没させたら、メーカー保証は使えるのか
⚡ 結論だけ先に
- スマホを水没させると、通常のメーカー限定保証は使えない
- IP68などの防水規格があっても、水濡れ・液体損傷は最初から保証の対象外と各社が明記している
- 修理は可能だが、有償の「水濡れ修理」扱いになる
「防水スマホなのになんで直してもらえないの」という不満は、機種変更のたびにSNSで見かけます。一方で「規格を読めば当然」という指摘もあります。この食い違いは、防水表示が何を保証しているかの誤解から生まれています。
結論と根拠になる規約
メーカーの限定保証(多くは購入から1年)は、製造上の欠陥を対象にしたものです。水没・水濡れのような偶発的な事故や過失による損傷は、限定保証の対象から明確に除外されています。Appleの修理規約でも、限定保証やAppleCare+の対象外となる損傷は「その他の修理」として扱われ、有償のサービス料金が発生すると明記されています。IP68などの防水規格があっても、この扱いは変わりません。
🔍 よくある思い込みと、実際のところ
根拠: Apple「修理規約」/各社スマートフォンの限定保証規定/JIS C 0920(IEC 60529)防水・防塵等級表示
防水規格は「壊れない」保証ではなく、「一定の条件で試験した結果」を示す等級にすぎません。
なぜ「防水なのに」という不満が出るのか
IP68などの数字は、メーカーが定めた試験条件(水深・時間・水温)をクリアしたことを示すだけで、海水・温水・水流のあるお風呂のシャワー、あるいは経年劣化後の状態は想定されていません。カタログの「防水」という言葉の印象と、規格が実際に保証する範囲との間にズレがあるため、水没後に保証を断られると「防水と書いてあったのに」という不満につながります。
保証が使える・使えないの分かれ目
⚖ どちらになるかの分かれ目
| ケース | 結論 | 根拠 |
|---|---|---|
| 通常使用で電源が入らない等の不具合、水濡れ跡なし | 保証内・無償修理の対象 | メーカー限定保証(製造上の欠陥) |
| IP68表示のあるモデルを水没させ、液体侵入インジケーターが反応 | 保証対象外・有償の水濡れ修理 | 限定保証の除外規定 |
| キャリアの水濡れ・破損補償サービスに加入していた | 別枠の負担額で修理可能 | 各社(docomo/au/SoftBank)の補償規定 |
見るところ: 故障の原因が「製造上の欠陥」か「水濡れなどの事故」かで扱いが変わる
水没させてしまったときの動き方
📝 このとおりに動けばいい
- STEP 1すぐ電源を切る濡れたまま充電・電源投入をすると内部でショートし、故障が悪化することがある
- STEP 2自分で分解・乾燥剤処理をしない非正規の分解は保証をさらに複雑にする。乾いた布で水分を拭き取る程度にとどめる
- STEP 3正規サポート窓口に持ち込むAppleCare+やキャリアの補償サービスに入っているか確認し、加入していれば定額の修理サービス料金で対応できる場合がある
相談先: メーカー公式サポート窓口、契約している通信キャリアの故障受付窓口
スマホの水濡れ・水没を経験したことがありますか?
よくある質問
防水スマホなのに、水没したら保証は使えないのですか
使えません。IP68などの防水規格は一定の条件下での性能を示すものであり、永続的な防水を保証するものではないと各メーカーが明記しています。経年劣化や落下・衝撃で防水性能は低下します。
水濡れはどうやって判定されるのですか
多くの機種の内部に液体侵入インジケーターが搭載されており、水に触れると変色します。この変色が確認されると、保証は水濡れ起因の故障として扱われます。
水没しても有償で修理してもらえますか
修理自体は可能です。AppleCare+加入者は年2回まで定額の修理サービス料金で対応でき、契約キャリアの水濡れ・破損補償サービスに加入していれば別枠の負担で修理できる場合があります。
まとめ
防水表示があっても、水没・水濡れはメーカーの通常保証の対象外です。修理自体は可能なので、まず電源を切り、AppleCare+やキャリアの補償サービスに加入しているかを確認したうえで正規窓口に相談しましょう。
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📌 出典:Apple「修理規約」(support.apple.com)/各社スマートフォンの限定保証規定/JIS C 0920(IEC 60529)防水・防塵等級表示ほか。 本記事は一般的な情報提供であり、個別の保証適用を保証するものではありません。実際の可否は購入店・メーカーへご確認ください。
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