ABCテレビが「あかん阪神優勝してまう」封印、2021年の教訓とMBSの前祝い特番

【物議】ABCが「あかん阪神優勝してまう」封印、5年越しの反省
⚽ スポーツ / 図版:タネアカシ編集部

⚡ 30秒でわかるまとめ

  • ABCテレビが「あかん阪神優勝してまう」を今年は放送しないと表明した
  • 2021年にこの特番を放送した直後、阪神は8ゲーム差から失速して優勝を逃した実績がある
  • 今年はMBSが前祝い特番を放送し、その直後から阪神が7連敗しており「呪いの再来」とネットで話題になっている

📌 出典:デイリースポーツ「阪神の優勝事前特番は『いたしません』ABCテレビ」、ライブドアニュース、阪神タイガースチャンネル(@tigerschannel72)ほか。

何があったのか

2026年9月16日、ABCテレビが大阪市内で秋の改編発表会見を開き、プロ野球セ・リーグを独走する阪神タイガースの優勝を先取りする「前祝い特番」を今年は放送しないと明言した。編成担当の北中彰部長は「トラウマですね」「非常に痛恨の極み」と振り返った。

この投稿がまとめている通り、「あかん阪神優勝してまう」は2021年6月20日にABCテレビが放送した実在の特番タイトルだ。当時、阪神は2位に最大8ゲーム差をつける独走状態。ところが放送後にチームは失速し、9月にヤクルトへ首位を明け渡してそのまま優勝を逃した。この一件が関西の野球ファンの間で「呪いの番組」として語り継がれている。

これまでの経緯

  • 2021年6月20日ABCが「虎バンスペシャル #あかん阪神優勝してまう」を放送。当時、阪神は2位と最大8ゲーム差の独走状態だった
  • 2021年9月〜10月阪神が失速してヤクルトに首位を逆転され、緊急特番を組んでも優勝を逃した(V逸)
  • 2026年9月5日MBSが「阪神ファンと集う〜有働由美子の猛虎食堂」で前祝い特番を放送
  • 2026年9月15日阪神が中日に敗れて7連敗、優勝マジックの減り方も鈍化した
  • 2026年9月16日ABCが秋改編会見で「事前番組はいたしません」と表明

🐯 2つの「前祝い」、その後に起きたこと

2021年6月 ABC

  • 「あかん阪神優勝してまう」を放送
  • 放送時は2位と最大8ゲーム差の独走
  • その後失速し、首位を明け渡してV逸

2026年9月 MBS

  • 「有働由美子の猛虎食堂」で前祝い特番
  • 放送時は独走ムードで優勝目前だった
  • 放送直後から阪神が7連敗

図の見方: 数字はいずれも報道・SNSで確認できた範囲。番組放送と勝敗の因果関係そのものは証明されていない。

ABCが恐れているのは、まさにこの「前祝い→失速」というパターンの再現だ。2026年も同じ構図が繰り返された形で、SNSでは「MBSは呪いを知らなかったのか」という声が広がった。

これがMBS公式が9月5日に投稿した番組の宣伝ツイートだ。有働由美子氏や堤真一氏ら豪華ゲストを集めた祝賀ムードの企画で、当時は誰も「あかん」の再来を疑っていなかった。だがこの放送の10日後、阪神は中日戦で敗れて7連敗を記録している。

編成部長本人が「反省」を明言したこの一言が拡散の起点になった。テレビ局の会見でここまで具体的に自局の過去の番組名を挙げて反省するのは珍しく、「本気でジンクスを信じているのか」という驚きと、「実際に懲りているならもう懲りたはず」という半笑いの反応が同時に広がった。

みんなの反応

👍 ABCの慎重さを理解する主張

  • 2021年に実際に8ゲーム差から失速した実績があり、無視できる話ではない
  • MBSの特番後に7連敗しており「今年も同じパターン」と感じるのは自然
  • 「もう優勝したようなもの」という空気を作らず、日々の戦いを地味に伝える方針は堅実

👎 呆れ・批判の主張

  • ジンクスに科学的根拠はなく、勝敗を決めるのは選手の実力であって番組編成ではない
  • MBSを名指しで責めるような空気になっており、内輪の責任の押し付け合いに見える
  • ファンが楽しみにしていた「待ちきれない気持ち」を伝える番組自体を潰すのはやりすぎ

「あかん阪神優勝してまう」ジンクス、あなたは信じる?

🔁 関西テレビ局が恐れる「呪いのサイクル」

  • STEP 1独走ムードが生まれる阪神が2位に大差をつけ、優勝が目前という空気がテレビ・雑誌に広がる
  • STEP 2前祝い特番・特集を組む祝賀ムードの特番や雑誌特集が放送・発行される
  • STEP 3直後に失速・連敗2021年はV逸、2026年は7連敗。放送のたびに同じ展開が繰り返された
  • STEP 4別局が「今年はやらない」と学ぶABCが今回、過去の失敗を理由に前祝い特番を封印すると表明した

図の見方: 各ステップは報道・SNSで確認できた実際の出来事の順序を整理したもの。呪いの科学的な立証はされていない。

3700件を超えるいいねが付いたこの報道まとめが、話題を一気に広げた。「ABC」と「MBS」という在阪2局を名前で対比させ、片方が沈黙を選び、片方が7連敗を招いたという分かりやすい構図が、野球の勝敗そのものより先にシェアされた理由だろう。

なぜここまで伸びたのか

この話題が伸びた核心は、「ジンクスを信じるかどうか」ではなく「テレビ局が真顔でジンクスの責任を取り合っている」という構図の生々しさにある。編成部長が自局の5年前の番組名を実名で挙げ、会見で「トラウマ」と語る自虐ぶりは、通常のスポーツニュースでは出てこない。

加えて、名指しはしていないもののMBSへの間接的な牽制に読める発言が、在阪局同士の内輪の空気を垂れ流す格好になった。視聴者は野球の展開よりも、テレビ業界の"本音"がのぞいた瞬間に反応しているというのが、この記事で最も伝えたい読み解きだ。

補足: 7連敗の主因は打撃不振や継投など実際の試合内容にあり、番組放送と勝敗を結び付ける科学的根拠は存在しない。ABC自身も会見で「験担ぎ」の域を出ない話として語っており、記事中の「ジンクス」はあくまでファンとメディアの間で語られている俗説として扱っている。

まとめ

「あかん阪神優勝してまう」は2021年の実話に基づく特番タイトルであり、今年ABCはその再現を避けるため前祝い特番を封印した。MBSの前祝い特番後に阪神が7連敗した現実がある以上、笑い話では済ませられない空気がある。優勝の行方だけでなく、在阪テレビ局同士のこの綱引きにも注目が集まっている。

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