花巻東の本盗はサインではなかった、佐々木洋監督が明かした甲子園2回戦の真相

【衝撃】花巻東の本盗、サインは「エンドラン」だった真相
⚽ スポーツ / 図版:タネアカシ編集部

⚡ 30秒でわかるまとめ

  • 花巻東が甲子園2回戦(8月14日)で岡山学芸館に4-1で勝利、7回に本盗で駄目押し点を挙げた。
  • 実はサインは本盗ではなく「エンドラン」で、打者の空振りと捕手の後逸が重なった末の生還だった。
  • 佐々木洋監督は「ラッキーだった」と振り返りつつ、下位打線への得点パターンを事前に仕込んでいたことも明かした。

📌 出典:北海道新聞デジタル(花巻東4―1岡山学芸館 花巻東・赤間が活躍)、dメニューニュース/デイリースポーツ(花巻東が7盗塁で岡山学芸館を撃破)、岩手日報ONLINE(夏の甲子園 花巻東が初戦突破)ほか。

何があったのか

2026年8月14日、第108回全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)2回戦で、花巻東(岩手)が岡山学芸館(岡山)を4-1で下しました。試合を決定づけたのは7回、1死二・三塁の場面です。花巻東ベンチが出したサインは本盗ではなくヒットエンドランでした。ところが打者が空振りし、その間に捕手がボールを後逸(捕逸)。三塁走者の赤間史弥がその隙を突いて本塁に生還し、記録上は本盗として扱われました。

花巻東はこの試合、赤間ひとりで4盗塁、チーム全体では7盗塁を記録する機動力野球で岡山学芸館を揺さぶりました。甲子園初先発となった2年生右腕・菅原も6回1/3を無失点に抑え、投打がかみ合った完勝でした。

これまでの経緯

  • 8月5日第108回全国高校野球選手権大会が開幕。
  • 8月9日花巻東が1回戦で新田(愛媛)に4-2で勝利し、2年連続で初戦を突破。
  • 8月14日2回戦で岡山学芸館に4-1で勝利。7回の本盗で加点し、3年ぶりの3回戦進出を決める。
  • 8月16日3回戦を予定(15:30開始予定)。

本盗と捕逸、何が違うのか

今回の記録が注目されたのは、「盗塁を試みていた走者が、投球処理のミスに乗じて生還した場合」は本盗として記録されるという、あまり知られていない採点のルールがあるためです。単に捕手がボールを後逸しただけなら、その進塁は「捕逸」による記録になりますが、走者自身が同時に本塁を狙って飛び出していた場合は、走者の判断と走力による進塁とみなされ、本盗としてカウントされます。

つまり今回のプレーは、サインとしての本盗ではなかったものの、記録としては正真正銘の本盗という、やや複雑な位置づけになります。佐々木監督自身も「そういう点の取り方は練習していた」と述べており、偶然と準備の両方が重なった得点だったことがうかがえます。

賛否が割れているポイント

👍 見事な機動力野球と評価する声

  • 下位打線でも点を取るパターンを事前に仕込んでいた指導力が実を結んだ結果
  • 赤間史弥の単独4盗塁を含むチーム7盗塁は偶然ではなく、走塁強化の成果
  • 大谷翔平・菊池雄星を育てた佐々木洋監督ならではの緻密な野球が垣間見える

👎 捕手のミスに助けられた側面を指摘する声

  • サイン通りの本盗ではなく、捕手の後逸がなければ生まれなかった得点
  • 監督自身が「私の冴えない采配もあって」「ラッキーだった」と率直に運の要素を認めている
  • 接戦の展開でリスクの高い作戦を仕掛けたこと自体への評価は分かれる

花巻東の本盗、あなたはどう見る?

なぜここまで伸びたのか

本盗はプロ野球でも年に数える程度しか記録されない稀少なプレーで、高校野球ではさらに例が少なくなります。そこに「大谷翔平や菊池雄星を育てた名将」という佐々木洋監督のネームバリューが重なったことで、注目度が一段と高まりました。甲子園のビデオ判定のように制度そのものが話題になる記事とは違い、今回は選手個人の走塁センスと監督の采配が主役です。

さらに、監督本人が「ラッキーだった」と成果を誇張せずに語ったギャップも拡散を後押ししたとみられます。狙い澄ました名采配ではなく、仕込んでいた攻撃パターンと運が重なって生まれた一撃だったという率直さが、かえって「策士」と「人間味」の両方を感じさせる結果になりました。

補足: 佐々木監督のコメントは「本盗を狙って指示した」というより、「下位打線でも得点機会を作る攻撃パターンを練習していたら、結果的に本盗の形になった」というニュアンスです。意図的な本盗のサインだったとする一部の見出しは、正確には言い過ぎです。高校野球のルールや采配をめぐる話題は今大会も多く、今後も細部の解釈をめぐって議論が続きそうです。

まとめ

花巻東の本盗は、サイン自体はヒットエンドランでありながら、走者の判断と捕手の後逸が重なって記録上は本盗になるという、野球のルールの奥深さを示すプレーでした。3年ぶりの3回戦進出を決めた花巻東が、8月16日の次戦でどんな野球を見せるか注目です。

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