霧島まさかの初黒星、綱取り条件「レベルの高い優勝」の行方は

【物議】霧島の綱取り条件、まさかの初黒星で正念場
⚽ スポーツ / 図版:タネアカシ編集部

⚡ 30秒でわかるまとめ

  • 綱取りの大関・霧島が秋場所3日目、前頭2枚目の高安に初黒星を喫した
  • 綱取りの条件「レベルの高い優勝」を巡り、豊昇龍の前例をきっかけに角界内で解釈が割れている
  • 審判部トップは早くも「1敗は大きい」と警戒感、残り11日で立て直せるかが焦点になる

📌 出典:スポーツ報知/日刊スポーツ/東スポWEB(いずれもYahoo!ニュース経由、https://news.yahoo.co.jp/articles/56f7b16fc9d3dfae360e121b2d565c2f7f1ff5ee)ほか。

何があったのか

2026年9月15日、大相撲秋場所3日目。2場所連続で綱取りに挑む大関・霧島が、東前頭2枚目の高安に「引き落とし」で敗れ、今場所初めての黒星を喫した。立ち合いで高安の突っ張りに押し込まれ、体が起き上がったところを引かれる展開で、霧島本人は「足が全く前へ出なかった。いなした後、もっと早く攻めれば良かった」と振り返っている。

この一番がNHKの速報として即座に発信されたこと自体が、単なる中盤戦の一勝一敗ではなく、横綱昇進の行方を左右するニュースとして角界が扱っていることの表れだ。綱取り大関の黒星は、それだけで独立した記事になる重みを持つ。

これまでの経緯

  • 2026年7月名古屋場所で霧島が12勝3敗、優勝決定戦の末に敗れて綱取りは持ち越し。条件として「レベルの高い優勝」が課される
  • 2026年7月下旬直前に横綱昇進した豊昇龍が昇進後に結果を出せていないことから、"二の舞い"を懸念する声が角界内で強まり、基準を巡る論争に発展
  • 2026年9月13日秋場所初日、霧島は白星発進
  • 2026年9月14日秋場所2日目、霧島2連勝
  • 2026年9月15日秋場所3日目、高安に初黒星。八角理事長・九重審判長がそろって早期のコメントを出す

同じ日に初黒星を喫した大関取りの熱海富士とは理事長の評価が「対照的」だったという指摘は興味深い。同じ1敗でも、綱取りの重みを背負う霧島への視線がより厳しいことがうかがえる。

賛否が割れているポイント

👍 基準は厳しすぎる・霧島擁護の主張

  • 名古屋場所の12勝3敗は大関として十分な実力を証明済みで、序盤の1敗だけで昇進を疑うのは早計
  • 「レベルの高い優勝」という文言自体が数値化されておらず、審判部の裁量に委ねられた曖昧な基準にすぎない
  • 秋場所はまだ11日残っており、ここから連勝すれば十分に優勝ラインへ戻れる

👎 基準は妥当・心配する主張

  • 豊昇龍は13勝2敗→12勝3敗という比較的緩い成績で昇進しながら、昇進後は優勝がないまま苦戦しており、同じ轍を踏むべきではない
  • 立ち合いで押し込まれて体が浮く場面は名古屋場所でも見られた課題で、根本的な弱点が今回も出た
  • 審判部トップ自身が「1敗は大きい」「これ以上は負けられない」と踏み込んで発言しており、組織側もすでに厳しい目で見ている

霧島の綱取り条件「レベルの高い優勝」、あなたはどう思う?

敗れた霧島側だけでなく、勝った高安側の文脈も見ておきたい。左脚の故障で夏巡業を離脱していたベテラン元大関が、日を追うごとに調子を上げてこの一番をものにした形で、単純な「格下食い」ではなく経験値の差が出た一番だったと言える。

審判部トップ自らがまだ序盤の3日目の時点でここまで踏み込んだ発言をするのは異例だ。「基準を甘くは運用しない」という組織側のメッセージとも取れ、豊昇龍のケースを教訓にした空気の変化がにじむ。

🎥 関連動画

出典: 日本相撲協会公式チャンネル(YouTube)

この映像が、霧島が名古屋場所で綱取りを逃した優勝決定巴戦そのものだ。今回の論争の出発点を実際の映像で振り返っておくと、今場所の1敗がなぜここまで大きく扱われるのかが分かりやすい。

なぜここまで伸びたのか

大相撲ファンにとって横綱昇進は野球で言う殿堂入りに近い重みを持つ一方、その基準は明文化されていない。「どこまでやれば認められるのか」という物差し探し自体が、毎場所くり返されるコンテンツになっている。

今回はそこに、直前に昇進した豊昇龍が結果を出せていないという「前例への不信感」が下敷きにある。「甘い基準で通すな」という声と「もう十分やってきたのに厳しすぎる」という声がぶつかりやすい土壌ができていたところに、開幕2連勝からの初黒星というジェットコースター展開が重なり、一気に言及が伸びた。

補足: 「レベルの高い優勝」の具体的な勝ち星ライン(13勝か14勝か)は相撲協会が公式に数値化しているわけではなく、あくまで審判部の総合判断によるものだ。ネット上で語られる「14勝以上」という数字は角界関係者の見立てにすぎず、確定した基準ではない点は区別しておきたい。

まとめ

霧島の綱取りは、残り11日での巻き返しにかかっている。基準論争そのものに決着はつかないまま、次の一番となる4日目の横綱・大の里戦へ注目は移っていく。

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