電子レンジはなぜ「チン」と鳴る?シャープが明かした自転車ベルの秘密

【目から鱗】電子レンジがチンと鳴る本当の理由
💡 答え合わせ / 図版:タネアカシ編集部

⚡ 結論だけ先に

  • 「チン」の正体は自転車のベルです。1967年、シャープの前身・早川電機工業が電子レンジに実際に搭載しました。
  • きっかけは「加熱終了に気づかず料理が冷めた」という業務用電子レンジへのクレーム。
  • 現在の電子レンジの多くは電子音に変わっていますが、「チンする」という言葉だけが文化として残っています。

電子レンジで温めることを、いまだに「チンする」と言う人は多いはずです。でも最近の電子レンジ、本当に「チン」と鳴っているでしょうか。実はあの音、最初は本物のベルでした。

まず答え:「チン」の正体は自転車のベル

シャープ公式が自社の歴史として明かしているところによると、電子レンジの「チン」という音は1967年、シャープの前身である早川電機工業が搭載した自転車のベルの音が始まりです。開発メンバーがサイクリング中に鳴らしたベルの音がヒントになり、加熱終了を知らせる仕組みとして実際にベルを電子レンジへ組み込みました。

🔍 よくある思い込みと、実際のところ

思い込み「チン」は電子レンジ用に最初から作られた効果音
実際もとは自転車のベルを転用した、実在する機械音だった

根拠: シャープ株式会社 公式note「昭和100年目。『チン』で広がる"当たり前"のホカホカ」、シャープ100周年記念サイト 年表(1960年代)

「レンジでチン」は、鳴らなくなった今も言葉だけ生き残っている。

なぜベルが必要になったのか

日本初の電子レンジは1961年に国際電気が発売した業務用機で、翌1962年には早川電機工業も業務用の量産型電子レンジを発売しました。当時の電子レンジはレストランや食堂車など業務用が中心でしたが、ここで問題が起きます。「料理ができあがったのに気づかず、冷めてしまった」というクレームが相次いだのです。加熱が終わったことを離れた場所にいる人にも伝える仕組みが必要になりました。

搭載までの経緯

📝 「チン」が生まれるまで

  • STEP 11962年早川電機工業(現シャープ)が業務用電子レンジを量産発売
  • STEP 2加熱終了に気づかない問題「料理が冷めた」というクレームが相次ぐ
  • STEP 31967年開発チームが自転車のベルの音をヒントに、実際のベルを搭載した電子レンジが誕生

図の見方: 「チン」という言葉は、この1967年の仕組みが由来となって定着しました。

当時と現在の違い

「チン」が生まれてから半世紀以上が経ち、電子レンジの音の出し方も変わりました。いま販売されている家庭用電子レンジの多くは、実際のベルではなく電子音やメロディで加熱終了を知らせています。それでも「チンする」という言い方だけは、言葉として今も使われ続けています。

⚖ 「チン」の当時といまの違い

時期音の方式特徴
1967年〜実際の金属ベル自転車のベルが由来。シャープ(旧早川電機工業)が搭載
現在電子音・メロディが主流実物のベルを使う機種は少ないが、「チンする」という言葉だけが定着

見るところ: 音の仕組みは変わっても、当時の呼び方だけが文化として生き残っている点が「チン」の面白さです。

電子レンジの「チン」の由来、知っていましたか?

よくある質問

電子レンジの「チン」はいつから鳴るようになったのですか?

1967年、シャープの前身である早川電機工業が、加熱終了を知らせる音として実際の自転車のベルを電子レンジに搭載したのが始まりです。

なぜベルを鳴らす仕組みが必要になったのですか?

当時の電子レンジは業務用が中心で、「料理ができたのに気づかず冷めてしまった」というクレームが寄せられていました。この課題を解決するために、開発チームが加熱終了を知らせる音を検討しました。

今の電子レンジも「チン」と鳴るのですか?

機種によって異なります。現在は電子音やメロディで知らせる製品が主流で、実際の金属ベルを使う機種は少なくなっていますが、「レンジでチン」という言葉自体は文化として定着したまま残っています。

まとめ

電子レンジの「チン」は、1967年にシャープの前身・早川電機工業が搭載した自転車のベルが始まりでした。きっかけは業務用電子レンジへのクレームという、意外と現実的な理由です。音の仕組みが電子音に変わった今も、「チンする」という言葉だけが日本語に残り続けています。

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📌 出典:シャープ株式会社 公式note「昭和100年目。『チン』で広がる"当たり前"のホカホカ」、シャープ100周年記念サイト「年表」1960年代、ほか。 整理と解釈はタネアカシ編集部によるものです。

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