アニメのエンドカードを他の絵師が描く理由|20年続く「持ち回り」の慣習
⚡ 30秒でわかるまとめ
- アニメのエンドカードは、本編のアニメーターとは別の絵師に個別依頼するのが定番の作り方。
- 始まりは2004年放送のSHAFT制作『月詠 -MOON PHASE-』とされる。
- 原作者・原作出版社と縁のあるイラストレーターや漫画家が描くことで、関係性を可視化する場にもなっている。
アニメの放送終了間際、次回予告のあとにふっと表示される一枚絵。あの絵は、本編を描いているアニメーターとは別の人が描いていることが多いのを知っていますか。「エンドカード」と呼ばれるこの文化の始まりと仕組みを、当編集部が整理しました。
エンドカードとは何か
エンドカードとは、テレビアニメの各話が終わる直前、次回予告のさらに後などに数秒間だけ表示される一枚絵のイラストのことです。「来週もみてね」といった一言メッセージが添えられることもあります。
毎回固定の絵をエンディングとして使う作品もありますが、話数ごとに違う絵師が描いた絵を持ち回りで紹介する形式を取る作品が一定数あり、これがファンの間で話題になりやすいポイントです。
🔍 「エンドカード」の中身を分解する
ここが分かれ目: 「本編の余興」ではなく、独立した依頼企画として運用されているケースが多いという違いです。
始まりは2004年の『月詠』
エンドカード文化の起点とされるのが、2004年10月から放送されたSHAFT制作のテレビアニメ『月詠 -MOON PHASE-』です。同作は放送局が限られ制作環境も厳しかった一方で、DVD売上は好調で、以後のSHAFT作品ブームのきっかけになったとされています。
🎬 エンドカードが視聴者に届くまで
- STEP 1本編が終わる物語のパートが終了する
- STEP 2次回予告来週のあらすじが流れる
- STEP 3エンドカード表示依頼した絵師の一枚絵が数秒間映る
- STEP 4SNSで話題に「今週の絵師は誰?」と拡散されやすい
図の見方: 一般的な放送構成の流れを、当編集部が整理した概念図です。
最後の数秒に、その週だけの「ゲスト」が隠れている。
誰が、どんな絵を描いているのか
『月詠』以降のSHAFT作品では、原作者本人や、原作を掲載する出版社に近しい漫画家・イラストレーターが描くことが定番になっていったとされています。これにより、原作ファンにとっては「原作サイドが本編を見守っている」ことを感じられる演出にもなります。
🖊 エンドカードを手がける作家の傾向
図の見方: 各種紹介記事で言及されている傾向を当編集部がまとめたものです。起用は作品ごとに異なります。
エンドカードが担う3つの役割
単なる「おまけ」に見えるエンドカードですが、実際には複数の役割を兼ねているとみられます。
📊 エンドカードの3つの役割
画面に留める演出
つながりの可視化
話題づくり
図の見方: 業界紹介記事の内容をもとに当編集部が整理した分類です。
放送後にSNSで「今週のエンドカードは誰が描いた」と話題になること自体が、視聴後の話題継続と原作再認知を促す仕掛けとして機能している面があります。
アニメのエンドカードを毎回チェックしますか?
よくある質問
エンドカードとは何ですか?
テレビアニメの放送終了間際、次回予告の後などに数秒間表示される一枚絵のことです。毎回固定の絵が使われる作品もあれば、話数ごとに違う絵師が描いた絵を紹介する作品もあります。
なぜ本編のアニメーターではなく他の絵師が描くの?
本編制作陣の作業とは切り離し、原作者・原作出版社と縁のあるイラストレーターや漫画家に個別に依頼するのが定番になっているためです。視聴者を最後まで惹きつける演出であると同時に、原作サイドとの関係を可視化する場としても機能しています。
エンドカード文化はいつから始まったの?
2004年に放送されたSHAFT制作『月詠 -MOON PHASE-』が起点とされ、続く同スタジオ作品で著名なイラストレーターへの依頼が定番化しました。以後20年以上にわたり、多くのアニメ作品に受け継がれている慣習です。
まとめ
アニメのエンドカードは、本編とは別枠で原作サイドの作家に依頼される「もう一つの表現の場」です。2004年の『月詠 -MOON PHASE-』を起点に広まったこの慣習は、20年以上経った今も多くの作品に受け継がれています。
次にアニメを見るときは、放送終了間際のあの一枚絵に、誰が描いたのか少し注目してみると新しい発見があるかもしれません。
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📌 出典:ニコニコ大百科「エンドカード」(dic.nicovideo.jp)、『月詠 -MOON PHASE-』作品情報各種紹介記事ほか。
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