GIGABYTE製グラボが国内で最大40%値上げ、CFD販売の告知はなぜか削除された
⚡ 30秒でわかるまとめ
- 国内代理店のCFD販売が、GIGABYTE製グラフィックボードを8月1日受注分から従来価格の約1.2〜1.4倍に改定すると告知しました。
- 値上げの背景には、生成AIブームによるHBM(高帯域幅メモリ)需要の急増があり、同じウェハーを使うDRAM全般の供給が逼迫していることがあります。
- この告知はその後CFD販売のサイトから削除されており、既存の未出荷注文もキャンセル対象になり得ると案内されていた点が波紋を広げています。
📌 出典:GameBusiness.jp「GIGABYTE製VGAが約1.2〜1.4倍の値上げ?国内・中国においてグラフィックカードの価格が値上がり傾向で時期が悪くなる一方か」(記事)、 gazlog「GIGABYTE製グラボの国内卸価格が最大4割上昇へ。販売代理店が価格改定を通知」(記事)、 すまほん!!「GIGABYTE製グラボ値上げへ。改定後価格120%〜140%か」(記事)、 Yahoo!ニュース(Game*Spark配信)「GIGABYTE製VGAが約1.2〜1.4倍の値上げ?」(記事)ほか。 本文中の解説・論点整理は当サイトが独自に執筆しています。
何があったのか
2026年7月28日、国内代理店のCFD販売(CFD-BIZ)がGIGABYTE製ビデオカードの価格改定を発表しました。内容は「メーカー価格改定に伴い」8月1日受注分から従来価格の約1.2〜1.4倍(2〜4割の値上げ)にするというものです。すでに受けていた注文のうち未出荷分についても、メーカー価格改定の影響で従来価格での確保が困難になる場合があり、対象案件は順次キャンセルを相談するとしています。
値上げの背景にあるのは、生成AIブームによるDRAM需給の逼迫です。GPUのメモリにも使われるGDDR6・GDDR7は、データセンター向けの高性能メモリ「HBM」と同じウェハーから作られており、メーカーにとってはHBM向けに回した方が利益が大きいため、汎用メモリの生産量が構造的に縮小しています。8月4日時点では、GIGABYTE以外のブランドを含む国内最安値でも、RTX 5080が直近7日間で11.2%上昇の23万8800円、Radeon RX 9070が11.3%上昇の9万4600円まで値上がりしていたと報じられています。
これまでの経緯
- 2026年7月28日CFD販売がGIGABYTE製VGAの価格改定を発表。8月1日受注分から約1.2〜1.4倍に
- 2026年8月1日新価格の適用が始まる。未出荷の既存注文についても、対象案件はキャンセルを相談する可能性があると案内
- 2026年8月4日時点GIGABYTE製の人気モデル(RTX 5070 Ti搭載)が7月26日までの16万2980円から、最安値でも19万8000円まで上昇
- 2026年8月5日CFD販売のサイト上から当該の価格改定告知が削除されていることが確認される
賛否が割れているポイント
👍 値上げは仕方ないとする主張
- DRAM・HBMの世界的な需給逼迫は業界共通の構造問題で、GIGABYTEやCFD販売だけが便乗値上げしているとは言い切れない
- 為替や物流コストの上昇も同時に重なっており、他のメーカーも遅かれ早かれ追随する可能性が高い
- 値上げの前に一度告知したこと自体は、購入を検討していたユーザーに判断材料を与えたという見方もできる
👎 対応に批判的な主張
- 告知をひっそりサイトから削除するなど、経緯の説明が不透明で不信感を招いている
- すでに発注済みの未出荷分までキャンセル対象になり得る点は、購入計画を立てていたユーザーへの影響が大きすぎる
- 製品によって上昇幅が最大40%まで開きがあり、実質的な便乗値上げではという疑いも拭えない
GIGABYTEグラボの大幅値上げ、あなたはどう思いますか?
なぜここまで伸びたのか
自作PCユーザーにとって、この話題が刺さったのは「またか」という追い打ち感です。メモリやSSDもすでに値上がりが続いている中で、パーツの中でも高額なグラボまで一気に2〜4割上がるとなれば、購入計画そのものを見直さざるを得ません。単発の値上げなら受け入れられても、複数のパーツが同時に高騰していく状況そのものへの不安が、この一件への反応を強めています。
加えて、告知が後からサイトから削除されたという事実が、話をこじらせました。値上げの理由や説明があいまいなまま告知だけが消えると、「都合の悪い部分を隠したいのでは」という憶測を呼びやすく、単なる価格改定のニュース以上に拡散する形になっています。
まとめ
今回のグラボ値上げは、AI向けメモリ需要というPC業界の外側の事情が、自作PCユーザーの財布を直撃した典型的な出来事です。告知の削除という不透明な対応もあって、今後さらに値上げが広がるのか、それとも一時的な混乱で収まるのか、動向が注目されます。
パーツやガジェットの値上げに関する話題はSwitchBot、2026年8月1日より25製品値上げの理由もあわせてご覧ください。ほかの新製品・値上げ情報はガジェットカテゴリからどうぞ。
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