味の素公式Xの「ほんだし」画像がAIで崩れ謝罪、1300万表示から広がった賛否
⚡ 30秒でわかるまとめ
- 味の素の公式X「味の素パーク」が8月16日、AIで加工した投稿画像の商品文字が崩れていたとして謝罪しました。
- 8月14日投稿のめんつゆレシピ画像で、実写を明るさ調整したところ「ほんだし」のパッケージ文字が「MONDASHI」など不自然な形に変形していました。
- 投稿は約1300万回表示され、「なぜ実写を撮らなかったのか」という批判と「AIのミスは仕方ない」という擁護の両方が広がっています。
📌 出典:ITmedia ビジネスオンライン「『ほんだし』のラベルがAIでぐちゃぐちゃに…… 味の素、公式Xの投稿画像について謝罪」(記事)、ASCII「味の素、AIで編集した画像めぐり謝罪」(記事)、Yahoo!ニュース エキスパート・山口健太氏「味の素がSNS投稿画像について謝罪『AI修正』の弱点か」(記事)ほか。本文中の解説・論点整理は当サイトが独自に執筆しています。
何があったのか
味の素の公式情報サイト「味の素パーク」のX(旧Twitter)アカウントは、8月14日に「ほんだし」を使っためんつゆの代用レシピを紹介する投稿をしました。「めんつゆが切れてしまって絶体絶命なときはこれを思い出してください」という文言とともに料理画像を掲載しましたが、画像を拡大するとパッケージ下部の「HONDASHI」の文字が「MONDASHI」のように読み取れる、不自然に崩れた表示になっていました。
X上では「自社製品なら写真を撮ればすぐだろうに」「生成AIを使ったのでは」といった指摘が相次ぎ、投稿は8月16日夕方までに約1300万回表示される事態に。同社は16日、加工前の元画像を公開したうえで謝罪文を投稿しました。
これまでの経緯
- 8月14日「味の素パーク」公式Xが、ほんだしを使っためんつゆ代用レシピの画像を投稿
- 8月14〜16日パッケージ文字の崩れにX上で指摘が相次ぎ、投稿が拡散。表示回数が約1300万回に
- 8月16日味の素が加工前の元画像を公開し、「実写写真をAIにて明るさ・背景の変更などを行った結果、文字やラベルが崩れてしまった」と謝罪
- 8月17日ITmedia・ASCII・スポニチなど複数メディアが経緯を報道し、話題が広がる
📊 投稿1本が伸びた規模
図の見方: 報道各社が伝えた8月16日夕方時点の表示回数(インプレッション)です。その後も伸びている可能性があります。
みんなの反応
👍 理解を示す反応
- 「AIを使ったミスは今どこの企業でも起こりうる」と技術的な限界への理解を示す声
- 指摘を受けてすぐに元画像を公開し謝罪した対応の速さを評価する意見
- 「文字が多少崩れていても内容は伝わる、騒ぐほどではない」という実害の小ささを指摘する声
👎 批判的な反応
- 「自社製品ならスマホで写真を撮ればいいだけの話」と、そもそもAIで加工する必要があったのかという疑問
- 「自社製品のラベルやキャッチコピーがぐちゃぐちゃに潰れているのに気づかないものか」と公開前の確認体制への批判
- 大手食品メーカーの公式アカウントがブランドロゴの扱いに無頓着だったこと自体への失望
企業公式SNSがAIで写真を加工すること、あなたはどう思いますか?
🔍 実写とAI加工後で何が変わったか
| もとの実写 | AI加工後(投稿画像) | |
|---|---|---|
| パッケージの商品名 | HONDASHI(正しく判読可能) | MONDASHIのように変形 |
| 味の素の説明 | 「実写写真をAIで加工」 | 「明るさ・背景の変更のみ意図」 |
| 公開後の対応 | 8月16日に元画像を公開し謝罪、再発防止を表明 | |
図の見方: 味の素の説明とITmedia・ASCIIの報道内容をもとに当編集部が整理したものです。
なぜここまで伸びたのか
この投稿が大きく伸びた理由は、「AIで加工しなくても済む場面で、あえてAIを使って失敗した」という分かりやすい構図にあります。ほんだしは実物を撮影するだけで済む自社製品です。それでもAIによる加工を選び、しかも肝心の商品名が読めなくなるという結果を招いたことで、「便利さを優先して確認を怠ったのでは」という疑問がSNS上で共有されやすくなりました。
もう一つの理由は、生成AIによる画像編集が急速に一般化する中で、その"弱点"を誰もが分かる形で示した事例だったことです。画像生成AIは文字を「意味のある記号」ではなく「線や図形の集合」として扱う傾向があり、とくに漢字やアルファベットが混在する日本語パッケージでは崩れが起きやすいとされています。大手企業の公式アカウントという分かりやすい発信源で起きたことが、この技術的な話を一気に「自分ごと」として拡散させました。
🧠 誤解されがちな点
図の見方: 味の素の公式説明にもとづく整理です。社内の制作フローの詳細までは公開情報から確認できていません。
まとめ
味の素の一件は、「AIをどこまで信用して確認を省くか」という、多くの企業アカウントが直面し始めている問題を象徴する出来事でした。同社は再発防止を約束していますが、生成AIによる画像編集が広がるほど、同じような"文字崩れ"は他社でも起こりうると見られます。
AIが絡んだSNS発の騒動としてはめっちゃカメレオン2000万本、裏で偽物急増も、生成物と本物の見分けにくさが焦点でした。ほかのネット・SNSの話題はネット・SNSカテゴリからどうぞ。
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