平本蓮とダウトベックの判定2-1、スコアの中身と賛否の論点
⚡ 30秒でわかるまとめ
- 平本蓮が774日ぶりの復帰戦でカルシャガ・ダウトベックに2-1の判定勝ち
- ジャッジ3人のスコアは29-28/29-27/29-28。1票は逆転していた僅差の判定だった
- 榊原信行CEOは「妥当」と説明したが、スダリオ剛ら格闘家からは疑問の声も出ている
📌 出典:RIZIN FIGHTING FEDERATION公式サイト試合結果(jp.rizinff.com)、スポニチアネックス「榊原CEOが判定に言及」ほか。
何があったのか
2026年9月10日、京セラドーム大阪で開催された『ANGEL CHAMPAGNE presents 超RIZIN.5 浪速の超復活祭り』で、平本蓮がカルシャガ・ダウトベックに2-1の判定勝ちを収めた。平本にとっては774日ぶりのMMA復帰戦だった。
1ラウンドはダウトベックの打撃が圧倒し、平本が防戦一方になる場面もあった。しかし2・3ラウンドで平本が組み立てを立て直し、3人のジャッジは29-28・29-27・29-28という僅差のスコアを提出。2-1で平本の勝利となったが、1人でもジャッジの見方が変われば結果が逆転していた際どい判定だった。
📊 図解:3人のジャッジスコア
| ジャッジ | スコア | 優勢と判定した選手 |
|---|---|---|
| ジャッジ1 | 29-28 | 平本蓮 |
| ジャッジ2 | 29-27 | ダウトベック |
| ジャッジ3 | 29-28 | 平本蓮 |
図の見方: RIZIN公式サイトの試合結果ページに掲載された採点。3人中2人が平本を支持したが、ジャッジ2人は当該対局の判定基準として最終ラウンドの評価が割れており、いずれも1ポイント差だった。
この投稿が2600件超のいいねを集めたのは、RIZINの採点基準を知らないまま「八百長」と決めつける反応への反論だったからだ。榊原CEOも後にほぼ同じ理屈で判定を擁護しており、格闘技を見慣れたファンほど今回の判定を「基準どおり」と受け止めていたことがわかる。
これまでの経緯
- 2025年12月31日『RIZIN DECADE』でチームメイトの赤田プレイボイ功輝が判定1-2で敗れ、平本が判定に猛抗議
- 2026年2月2日RIZIN側が抗議文の受理を拒否。「15分のうち12分は五明が優勢」と判定基準を説明
- 2026年9月10日 試合平本がダウトベックと対戦。1Rはダウトベックが優勢も、2・3Rで平本が組み立てを支配
- 試合後2-1の判定勝ちが決まった瞬間、平本は天を仰いで号泣。「KOできなくて悔しくて」と理由を語った
- 試合後 会見ダウトベックは「自分が負けたとは思っていない」と判定に不満を示し、大みそかの再戦を要求
ダウトベックは11連勝中でRIZIN参戦は今回が初めてではなく、負けを納得していないまま再戦要求に踏み切ったのは異例だ。1300件超のいいねが集まったのも、勝者ではなく敗者側のコメントにこれだけ注目が集まる判定は珍しいためだろう。
🎥 関連動画:ダウトベック 試合後インタビュー
出典:oricon/YouTube。サムネイルをクリックすると再生します(クリックするまで動画は読み込みません)。
映像で見ると、ダウトベックの言葉には感情的な怒りよりも「なぜあの判定になったのか審判から聞いてみたい」という純粋な疑問が色濃い。頭ごなしに判定を否定しているわけではない点が、単なる負け惜しみと片付けられない空気を作っている。
みんなの反応
👍 判定は妥当という主張
- 榊原CEOの説明どおり、防御的なテイクダウンは加点対象にならず、上を取って攻め続けた平本が2・3Rを取るのは基準に忠実
- 格闘家・太田忍も独自採点で2・3Rを平本優勢と評価しており、専門家の見立てとも大きくは食い違わない
- 新ジャッジシステムを知らないまま「八百長」と騒ぐのは筋違いという指摘
👎 判定に疑問を持つ主張
- スダリオ剛は「いい試合だったけど、あれはあり得ない。さすがにフェアじゃない」と明言
- 格闘家・井原良太郎も「ダウトベック可哀想」と敗者に同情する反応
- ダウトベック本人が試合後も一貫して「負けたとは思っていない」と主張し続けている
勝ったのに号泣した平本自身は「勝利は当たり前なので。KOできなくて悔しくて」と語っており、判定勝ちを喜べていない当人の反応が、この試合が「後味の悪い勝利」と受け止められる一因にもなっている。
あなたはこの判定、どちらが勝っていたと思う?
なぜここまで伸びたのか
この判定が単なる一試合の結果を超えて拡散したのは、平本蓮自身がかつて「抗議する側」だったという経緯があるからだ。2025年大みそかにチームメイトの赤田が僅差の判定で敗れた際、平本は猛抗議し、RIZIN側は「客観的な基準による判定」として抗議を退けている。今回はその平本自身が、同じように意見の割れる僅差の判定で勝利する側に回った。
🔁 図解:抗議した側から、される側へ
- STEP 12025年12月31日チームメイトの赤田が判定1-2で敗戦。平本が判定に猛抗議し抗議文を提出
- STEP 22026年2月RIZIN側は抗議を受理せず「客観的な判定基準による結果」と説明
- STEP 32026年9月10日今度は平本自身が2-1の僅差判定で勝利。CEOから同じ「妥当」の説明を受ける側になった
図の見方: 平本本人が判定への不満を表明したという記録は今回確認できていない。あくまで「抗議した過去を持つ選手が、同種の僅差判定で恩恵を受けた」という経緯上の巡り合わせを整理したもの。
加えて、勝者本人が号泣するという珍しい光景も感情を動かした要因だ。「悪役キャラ」を演じてきた平本が、勝っても喜べず涙を流す姿は、普段のイメージとのギャップとして受け止められている。
大手ニュースアカウントが速報として取り上げたことも、この試合の注目度の高さを裏づけている。格闘技専門メディアだけでなく一般ニュースの読者層にまで届いたのは、結果そのものより「判定を巡る物語」が持つ分かりやすさゆえだろう。
まとめ
平本蓮は9月10日、774日ぶりの復帰戦をダウトベックとの2-1判定で制した。「基準どおりの妥当な判定」という評価と「フェアじゃない」という疑問が同時に広がっているのが、この一戦への反応の実態だ。ダウトベックが要求した大みそかの再戦が実現するかにも注目が集まる。
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