未婚の35%「結婚するつもりない」、こども家庭庁10万人調査でわかった本当の理由

【衝撃】結婚するつもりない35%、こども家庭庁調査
💰 生活・お金 / 図版:タネアカシ編集部

⚡ 30秒でわかるまとめ

  • 未婚の若者の35.1%が「結婚するつもりはない」と回答したことが、こども家庭庁の初の10万人規模の調査でわかりました。
  • 結婚を妨げる理由の1位は「収入が不安定」(40%)ですが、僅差で「趣味・自由時間が減る」(34.4%)が続きます。
  • 一方で同じ調査は、30代未婚者の生活満足度が低く、孤立感が高い傾向も示しており、単純な「自由な選択」とは言い切れない実態も見えています。

📌 出典:テレビ朝日系(ANN)「若者10万人アンケート調査『結婚するつもりはない』約35%」(Yahoo!ニュース)、読売新聞オンライン「未婚の若者3割が『将来結婚するつもりはない』」(Infoseekニュース)、日本経済新聞「こども家庭庁、政策判断に若者の声 初の10万人調査」ほか。

何があったのか

こども家庭庁は2026年8月31日、15〜39歳の若者約10万人を対象にした初めての大規模インターネット調査「こども・若者の意識と生活に関する調査」の結果を公表しました。調査期間は5月〜8月、有効回答数は約6万8000人です。

未婚の男女約4万3500人に結婚の意向を尋ねたところ、35.1%が「結婚するつもりはない」と回答しました。「すぐにでも結婚したい」は9.5%、「2〜3年以内」10.3%、「5年以内」7.7%、「いずれは結婚したい」37.5%で、明確な「結婚しない」派が最大のまとまりになっています。

これまでの経緯

  • 2026年5月こども家庭庁が15〜39歳の10万人を対象にネット調査を開始
  • 2026年8月回答を締め切り、約6万8000人分(データは7月時点)を集計
  • 2026年8月31日結果概要を公表。未婚者の35.1%が「結婚するつもりない」と判明
  • 2026年8月31日各社が一斉に報道し、SNSでも「日本、終わる」といった反応が拡散

この数字をどう受け止めるか

👍 深刻視しすぎという見方

  • 結婚しない生き方も個人の選択であり、「趣味を優先」という回答は主体的な意思表示
  • 「いずれは結婚したい」派(37.5%)を合わせれば、明確な拒否は少数派にとどまる
  • 数字の一部だけを切り取って「絶望的」と煽る報じ方こそ問題という指摘

👎 深刻に受け止めるべきという見方

  • 同じ調査で30代未婚者は生活満足度が低く、孤立感が高い傾向も出ており「自由な選択」と単純化できない
  • 結婚を妨げる理由の1位はなお「収入が不安定」(40%)で、経済不安が土台にある
  • 価値観そのものが変化しているなら、給付金中心の少子化対策では効果が限定的という懸念

「結婚するつもりない」、あなたの実感に近いのはどちら?

なぜここまで話題になったのか

これまでの少子化議論の多くは「お金があれば結婚する」という前提で語られてきました。今回の調査でも結婚を妨げる理由の1位はたしかに「収入が不安定」(40%)でしたが、2位に僅差で「趣味・自由時間の減少」(34.4%)が入っています。差はわずか5.6ポイントで、お金の問題だけでは説明できない層が相当数いることを、初めて10万人規模の数字で示した点が大きいといえます。

さらに同じ調査は、30代未婚者の生活満足度が低く、孤立感が高い傾向も明らかにしています。「結婚しないのは前向きな選択」という語り方と、「独身のまま孤立していく」という語り方が、同じ調査結果の中で同時に成立してしまう。この矛盾こそが、SNSで賛否が分かれ、拡散した最大の理由だと考えられます。

補足: 「結婚するつもりない」と答えた35.1%の内訳(独身志向なのか、相手がいないからなのか)は、今回公表された概要では明確に切り分けられていません。本記事は公表された集計値をもとに整理したもので、個々の回答者の心理を断定するものではありません。

まとめ

今回の調査が突きつけたのは、少子化対策が「お金を配れば解決する」という単純な話ではなくなっているという現実です。趣味の時間を優先する前向きな選択も、経済不安からの回避も、同じ「結婚するつもりない」という一言にまとめられてしまいます。数字の中身をどう読み解くかが、次の政策の分かれ目になりそうです。

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