『Marvel's Wolverine』発売、酷評の理由と実際のプレイヤー評価のズレ

マーベルウルヴァリン酷評はなぜ?発売後の評価
🎮 ゲーム / 図版:タネアカシ編集部

⚡ 30秒でわかるまとめ

  • PS5『Marvel's Wolverine』が9月15日に発売、発売前からX上で異例の酷評ラッシュを浴びていた
  • メタスコアは115件のレビューで77点。インソムニアックのマーベル作品としては歴代最低の評価に
  • 開発側は「アルゴリズムが否定的な感情を増幅させている」と反論、実際のプレイヤーからは肯定的な声も出ている

📌 出典:Kotaku「Marvel's Wolverine Is Currently Sony's Lowest Scoring PS5 Game」(kotaku.com)、GameSpot、PlayStation Blog、ファミ通ほか。

何があったのか

2026年9月15日、インソムニアック・ゲームズ制作のPS5独占タイトル『Marvel's Wolverine』が発売された。『スパイダーマン』シリーズを手がけた同スタジオの新作として期待される一方、発売の数週間前からX上で異例の酷評の波にさらされていた。

批判の中心は、公開されたプレイ映像を切り取って「PS2時代のアクションのようだ」などと揶揄する投稿が拡散したことだった。実際にプレイしていない段階での酷評が広がったことに、開発側も反応せざるを得なくなった。

発売2日前の時点では、公式アカウントは通常どおりステルスアクションの魅力を紹介していた。公式の落ち着いたトーンと、X上で渦巻く酷評との温度差が、この騒動の異様さを際立たせている。

1万7000件超のいいねを集めたこの皮肉な投稿が象徴するように、「70ドルという価格に見合わない」という値段への不満が、酷評の大きな部分を占めている。ゲーム内容そのものへの評価と、価格設定への不満が混ざり合って批判の熱量を押し上げた形だ。

これまでの経緯

  • 2026年8月中旬発売前のプレイ映像が拡散し、X上で酷評の投稿が急増
  • 2026年8月中旬インソムニアックのコミュニティ&マーケティングディレクター、James Stevenson氏が「アルゴリズムが否定的な感情を増幅させ強制するやり方に、開発者へ発信を勧めてきた自分の方針を考え直させられている」とX上で反論
  • 2026年9月上旬Metacriticのレビューが解禁。115件で77点と判明し、インソムニアックのマーベル作品では過去最低の評価に(『スパイダーマン2』は90点)
  • 9月15日日本を含む世界で正式発売。ゴア表現や物語は高評価、一本道の構造や単調な戦闘には批判の声が続く

発売当日を迎え、話題の軸は「発売前の酷評」から「実際に遊んだ結果どうだったか」へと移っている。ここからは実プレイヤーの評価が、事前の酷評を裏付けるのか覆すのかが焦点になった。

賛否が割れているポイント

👍 擁護・肯定の主張

  • ゴア表現を生かした過激なアクションとローガンの内面ドラマは、シリーズならではの持ち味として高評価
  • 実際にプレイした人からは「メタスコアほど悪くない」という声が多く、映像切り取りによる先入観が批判を増幅させた面がある
  • 開発者が指摘する通り、プレイ前の映像だけで叩く「発売前ネガキャン」自体が不健全という見方もある

👎 批判・不満の主張

  • メタスコア77点はインソムニアックのマーベル作品として歴代最低で、数字が物語る具体的な後退がある
  • 一本道の直線的な構成や単調な戦闘、過剰な自動アクションなど、大手メディアの批判にはプレイに基づく具体的根拠がある
  • 批判を「アルゴリズムのせい」「メンタルヘルスへの影響」として片付けたことが、正当な指摘まで軽視していると受け取られた

100件超のいいねを集めたこの実プレイレビューは、数字としてのメタスコアと、実際に手を動かした人の体感がずれていることを端的に示している。批評媒体の評価軸と、一般プレイヤーが求める没入感が必ずしも一致しない典型例と言える。

マーベルウルヴァリンの酷評、あなたはどう見る?

なぜここまで伸びたのか

この話題が広がった一番の理由は、「発売前の酷評→開発者の反論→発売後のスコアと実プレイの評価」という三段構えの展開そのものにドラマがあったことだ。単発の炎上ではなく、続報が出るたびに評価がわずかに動くため、Xユーザーが何度も参照しやすい構造になっていた。

もう一つは、「70ドルでこの内容か」という価格と満足度のギャップを皮肉る投稿が、ゲーム内容の議論より先に拡散したことだ。プレイしていない人でも「値段が高いソフトが酷評されている」という構図だけで感情移入でき、議論の裾野が一気に広がった。

🎥 関連動画:『Marvel's Wolverine』"Ain't No Hero"トレーラー

出典:PlayStation Japan/YouTube。 サムネイルをクリックすると再生します(クリックするまで動画は読み込みません)。

補足: メタスコアは海外メディアで77点、国内の記事では78点と紹介されるものもあり、集計タイミングによって数値に若干の差がある。本記事ではKotaku等が伝える「115件のレビューで77点」を基準としている。開発者のコメントは英語での発言を要約したもので、原文のニュアンスは出典元を参照されたい。

まとめ

『Marvel's Wolverine』は発売前の異例の酷評から一転、発売後は「メタスコアほど悪くない」という実プレイヤーの声も目立つようになった。価格に見合うかどうかの評価は今後も割れ続けそうだが、少なくとも「プレイせずに叩く」段階は終わり、これからは実際に遊んだ人の声が評価を形作っていく。

同じく評価が割れたゲームではスプラトゥーンレイダース評価分かれる理由、対人勢に不満もも話題になった。ほかのゲームの話題はゲームカテゴリから。

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