中日、2死1塁からの申告敬遠采配はなぜ?サヨナラ暴投までの経緯

【物議】中日の申告敬遠采配、まさかのサヨナラ暴投
⚽ スポーツ / 図版:タネアカシ編集部

⚡ 30秒でわかるまとめ

  • 中日は8月20日の広島戦、9回2死1塁で3番手アブレウがモンテロを申告敬遠し、サヨナラ走者を得点圏へ送る采配が裏目に出て1-2でサヨナラ負けした。
  • 敬遠の直後にバッテリーエラーが連発し、最後はフルカウントからの9球目が大きく外れる暴投でサヨナラ負けとなった。
  • 元中日エース・今中慎二氏は采配自体には理解を示しつつ、その後の投球内容を「ありえない」と断じており、采配と投手起用の両面で評価が割れている。

📌 出典:デイリースポーツ「中日がまさかのサヨナラ負け」(daily.co.jp)、東スポWEB「アブレウ暴投でサヨナラ負け」ほか。

何があったのか

8月20日、マツダスタジアムでの広島戦。中日は2回に石川昂弥のソロ本塁打で先制したものの、その後は1点を守り抜けないまま9回を迎えた。3番手で登板したアブレウは1死からファビアンを四球で歩かせ、2死一塁とした。

次打者モンテロへの3ボールから、アブレウは申告敬遠を選択。一塁にいた俊足の代走・辰見を、フォースの関係で二塁(得点圏)まで進めることになった。2死という守りやすい場面で、あえてサヨナラの走者を得点圏に置く采配は「異例」と各メディアが報じている。

これまでの経緯

  • 2回石川昂弥のソロ本塁打で中日が先制(1-0)
  • 9回1死3番手アブレウがファビアンを四球で歩かせる
  • 9回2死・3ボールモンテロを申告敬遠、代走・辰見が二塁(得点圏)へ
  • 佐々木への初球バッテリーエラーで一・三塁に、代走・大盛が二盗を決める
  • フルカウント9球目大きく外れたスライダーが暴投となり、三塁走者が生還してサヨナラ負け

賛否が割れているポイント

👍 采配を理解する意見

  • 2死であれば次打者を抑えれば無失点で切り抜けられるため、「打者を選ぶ」こと自体はセオリーの範囲内
  • 元中日のエース・今中慎二氏も「アリだとは思う」と采配自体には一定の理解を示している
  • 相手の主軸との真っ向勝負を避けたのは、致命傷を防ぐリスク管理として妥当という見方もできる

👎 采配を疑問視する意見

  • 2死一塁という守りやすい場面で、わざわざランナーを得点圏に進呈する必要があったのかという指摘
  • 敬遠の直後にバッテリーエラーを連発しており、投手の制球状態を見極めた上での判断だったのか疑わしい
  • 今中氏も「それなら投手がきっちり抑えないといけない」と、采配を活かせる投手起用だったかに疑問を呈している

2死1塁でのこの申告敬遠采配、あなたは「アリ」だと思う?

なぜここまで伸びたのか

中日は今季すでに8度目のサヨナラ負けを喫し、借金19でセ・リーグ最下位に沈んでいる。「またか」という既視感がファンの反応を増幅させた面は大きい。

加えて、采配そのものが「アリかナシか」で解釈の割れる際どいラインだったことも議論を呼んだ理由だ。誰の目にも明らかな采配ミスなら批判一色で終わるが、専門家の今中氏でさえ采配自体には理解を示しつつ結果には疑問を呈するという評価の割れ方をしたことで、ファン同士でも意見が分かれやすくなった。

さらに、采配の是非とは別に、敬遠の直後に守備側がバッテリーエラーを連発したという「戦略とは無関係の綻び」が重なった点も見逃せない。采配を語る記事と、投手起用のずさんさを語る記事が同時に成立してしまうところに、この一戦の後味の悪さがある。

補足: 「申告敬遠を望んだのが投手か監督か」という判断の主体については、報道によって描写のニュアンスに差があります。本記事では、最終的にチームとして実行された采配として扱い、選手個人の意思を断定するものではありません。

まとめ

中日の申告敬遠采配は、セオリーとしては説明がつく一方、直後の乱調が重なったことで結果的に裏目に出た。プロ野球で最下位に沈むチームにとって、次に問われるのは采配の是非よりも、終盤の投手起用そのものの立て直しかもしれない。

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