レベルファイブAI多用のビジョン発表、ファンの「がっかり」の中身
⚡ 30秒でわかるまとめ
- レベルファイブが9月10日配信の新作発表会「LEVEL5 VISION 2026 II 夢」でAI生成映像を多用し、SNSで「AIが多すぎる」と批判が相次いだ
- 「キャラクターの魅力が伝わらない」と否定的な反応が目立つ一方、「効率化の手段として妥当」という擁護論もある
- 日野晃博社長はかねて生成AIの活用を公言・擁護しており、今回の炎上には伏線があった
📌 出典:ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com「"LEVEL5 VISION 2026 II 夢"配信まとめ」、Game*Spark「レベルファイブ日野社長、生成AI巡る議論を受けたコメントを投稿」(gamespark.jp)ほか。
何があったのか
2026年9月10日21時(機材トラブルにより約1時間遅れの22時開始)、レベルファイブの新作情報番組「LEVEL5 VISION 2026 II 夢」が公式YouTubeチャンネルで配信された。『レイトン教授と蒸気の新世界』や『スナックワールド』新作、『妖怪ウォッチ2 覇道』の最新情報などが発表される中、随所でAI生成と見られる映像が使われ、視聴者から驚きの声が上がった。
この投稿のように、配信をリアルタイムで見ていた層から即座に違和感の声が上がったのが今回の特徴だ。特定のシーンだけでなく、番組全体を通してAI感の強い映像が繰り返し使われたことが、拡散の速さにつながっている。
これまでの経緯
- 2025年12月日野社長の「ゲームプログラムの8~9割はすでにAIが書いている」という趣旨の発言が誤解を伴って拡散し、一部で反発の声が上がる
- 2025年12月26日日野社長がXで「AIは、人が作品を作るためのツール」と釈明コメントを投稿し、誤解や誇張だったと説明
- 2026年に入ってレベルファイブは複数タイトルの開発遅延を抱えながら、広報活動にAIを活用する姿勢を明言
- 2026年9月10日「LEVEL5 VISION 2026 II 夢」配信、AI生成映像を多用
- 配信直後〜11日SNSで「AIが多すぎる」と批判が拡散する一方、擁護の声も上がる
賛否が割れているポイント
👍 「問題ない」の主張
- AIは効率化のための道具であり、使うこと自体を一律に悪と見なすのは技術の否定に近い
- 複数タイトルの開発を同時に抱える中、"見せ方"の演出部分に時間をかけない判断はむしろ合理的
- ゲーム本編の開発にAIが使われたとは確認されておらず、あくまで発表会の演出上の話にすぎない
👎 「やりすぎ」の主張
- キャラクターの魅力を伝えるべき発表の場で、AI感の強い映像を流すのは逆効果という指摘
- 過去の「8~9割発言」の誤解も含め、AI活用について会社としての説明責任を果たせていない
- 人気IPを支えてきた会社としての"作家性"への信頼が揺らいでいるという不安の声
「スーパーAIタイム」という表現が象徴するように、批判の多くは怒りというより驚きと戸惑いが先に立つ反応だった。深刻な炎上というより、あまりの映像の違和感に思わず反応してしまう、という温度感が拡散の中心にある。
レベルファイブのAI多用、問題だと思う?
この投稿は論点を一段階細かくしている点で興味深い。実際に販売される作品の映像(PV)自体にはAIが使われていない一方、日野社長のトーク部分の背景映像にAI生成を延々と使い続けたことが「長く見るのがつらい」という体感的な疲労を生んだ、という指摘だ。批判の対象は「AIを使ったこと」そのものより、使う場面と量の選び方にあることが分かる。
🎥 関連動画:LEVEL5 VISION 2026 II 夢 配信アーカイブ
出典:LEVEL5ch【公式】/YouTube。サムネイルをクリックすると再生します(クリックするまで動画は読み込みません)。
なぜここまで伸びたのか
この話題が伸びた背景には、ゲーム業界全体で続く生成AIをめぐる対立の縮図としてレベルファイブが象徴的な存在になったことがある。日野社長の過去の発言をめぐる誤解と釈明のやり取りがすでにSNS上で記憶されていたところに、今回の映像が「答え合わせ」のように受け取られた面が大きい。
さらに、レベルファイブは『妖怪ウォッチ』『レイトン教授』『イナズマイレブン』といった思い入れの強い人気IPを多数抱える会社だ。ファンの期待値が高いブランドだからこそ、演出面での違和感がそのまま落胆に変わりやすく、批判が感情的な広がりを持ちやすかったと考えられる。
まとめ
レベルファイブのAI多用は、「道具として妥当」派と「作品への裏切り」派という、ゲーム業界のAI論争そのものを持ち込む形で拡散した。日野社長からの新たな公式コメントは本稿執筆時点で確認できておらず、次にどう説明するかが今後の焦点になりそうだ。
生成AIをめぐる別の炎上事例は味の素AI画像で「ほんだし」→「MONDASHI」にもあわせてどうぞ。ほかのゲーム関連の話題はゲームカテゴリから。
▶ 次に読む
🎮 ゲーム
物議キリコ弱体化はやりすぎ?賛否が割れる理由
キリコ弱体化が2026年9月9日のミッドシーズンパッチで実施され、賛否が割れている。回復札の弾速や鈴の無敵時間が下方修正され、まだ強い派と息をしていない派で意見が真っ二つの背景を整理する。


