Xiaomiのスーパームーンモードが日食の太陽を月と誤認、偽クレーターを合成
⚡ 30秒でわかるまとめ
- Xiaomi 17 Ultra / 17 Proの「スーパームーンモード」が、皆既日食の太陽を月と誤認し、実在しないクレーター模様を合成する不具合が海外で報告されました。
- 原因はAIによる被写体推定のミスで、暗い空に浮かぶ明るい丸い物体を機械的に「月」と判定してしまう仕組みが裏目に出たとみられます。
- スーパームーンモードを切り、手動のProモードで撮影すれば回避できます。本記事執筆時点でXiaomiからの公式コメントは確認できていません。
📌 出典:Notebookcheck「Quite embarrassing for Leica: Xiaomi 17 Ultra and Xiaomi 17 Pro mix up the sun and the moon」(記事)、 Gizchina「Xiaomi's Supermoon Mode Just Turned the Sun Into the Moon!」(記事)、 Creative Bloq「This smartphone's solar eclipse fail shows the problem with AI-enhanced photography」(記事)、 スマホダイジェスト「Xiaomiのスーパームーン撮影が偽の月面模様を合成 太陽を月と誤認」(記事)ほか。
何が起きたのか
2026年8月12日、グリーンランド・アイスランド・スペインなど欧州本土では1999年以来27年ぶりとなる皆既日食が観測されました。この日食を撮影しようとした一部のXiaomi 17 Ultra / 17 Proユーザーから、「太陽の写真に月のようなクレーター模様が写り込む」という報告がSNSや海外メディアに相次いで投稿されました。
原因は、カメラアプリに搭載された「スーパームーンモード」というAI機能です。このモードは暗い夜空に浮かぶ明るい円形の被写体を検知すると、5〜60倍のズームとあわせて月面の質感を強調する処理を自動で行う仕組みになっています。日食で暗くなった空に浮かぶ太陽を、システムが「月」と誤って判定し、実際には存在しないクレーターのようなディテールを合成してしまったとみられています。
これまでの経緯
- 2023年3月Samsung Galaxy S23 Ultraの月面AI合成が「ムーンゲート」として国際的に問題視される
- 2026年8月12日グリーンランド・アイスランド・スペインなどで皆既日食が発生
- 2026年8月12日Xiaomi 17 Ultra / 17 Proユーザーが「太陽にクレーターが写る」不具合を相次いで報告
- 2026年8月中旬Notebookcheck、Gizchina、Creative Bloqなど海外メディアが相次いで報道
賛否が割れているポイント
👍 「大きな問題ではない」とする見方
- スーパームーンモードは元々「月をきれいに撮る」ための公表済みの機能で、通常の月面撮影では便利に働いている
- 日食という極めて特殊な条件下でのエッジケースであり、日常利用で頻発する不具合ではない
- モードを切って手動のProモードで撮影すれば簡単に回避でき、実害は小さい
👎 「AIによる"捏造"だ」とする見方
- レンズが実際に捉えていない模様を機械的に上書きしている点は、2023年のSamsung「ムーンゲート」騒動と同じ構図の問題
- 今回はLeica監修をうたうカメラでの発生であり、光学的な信頼性を売りにしてきたブランドイメージとの落差が大きい
- どこまでがAIによる加筆かが利用者に分かりづらく、記録・証拠としての写真の信頼性を損ないかねない
スマホのAIによる写真の"盛り"、あなたはどこまで許容できる?
なぜここまで話題になったのか
この不具合が拡散した最大の理由は、「太陽と月という、誰の目にも明らかに違う天体を取り違えた」という分かりやすさにあります。専門的な画質比較とは違い、「まさか間違えるわけがないもの」を間違えたという滑稽さが、専門メディアだけでなく一般ユーザーにも伝わりやすい話題になりました。
加えて、Leicaとの協業を大きく打ち出してきたカメラ性能だからこそ、「光学の説得力」を売りにしてきたブランドで起きたギャップが皮肉として語られやすくなっています。2023年のSamsungの前例を知る層にとっては、「AIカメラの被写体認識は、まだ完全には信頼できない」ことを改めて示す事例として受け止められています。
まとめ
Xiaomiのスーパームーンモードが太陽を月と誤認した今回の一件は、便利なAI機能ほど、想定外の状況では「本物ではないディテール」を勝手に足してしまうリスクがあることを示しました。日食や特殊な天体現象を撮る際は、スーパームーンのような専用AIモードを避け、Proモードなど手動設定で撮影するのが無難です。
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