鬼武者Way of the Sword、IGN満点なのに日本版は7点の理由
⚡ 30秒でわかるまとめ
- 「鬼武者 Way of the Sword」はメタスコア85点と高評価だが、レビューによって点数が大きく割れている
- IGN米国版は10点満点なのに、IGN Japanは7点。同じブランドでも評価が正反対に近い
- 争点は剣戟の完成度は高評価で一致する一方、25時間という長さと反復の多さへの賛否
📌 出典:財経新聞「20年ぶりの新作『鬼武者 Way of the Sword』―剣戟は高評価、IGN満点の一方で25時間の構成には賛否」(記事)、でんふぁみこがめ「【高評価】『鬼武者 Way of the Sword』海外レビューでメタスコア平均「85/100」を獲得」(記事)、ファミ通.com「『鬼武者 Way of the Sword』9月4日発売」(記事)ほか。本文中の解説・論点整理は当サイトが独自に執筆しています。
何があったのか
カプコンが9月4日に発売した「鬼武者 Way of the Sword」は、2006年の「真・鬼武者 DAWN OF DREAMS」以来約20年ぶりとなるシリーズ完全新作です。江戸初期の京都を舞台に、若き宮本武蔵が「幻魔」と呼ばれる怪物と斬り結ぶ物語で、PS5・Xbox Series X|S・Switch2・PCで展開されています。
プレイステーション公式が発売当日に打ち出したのも、「リアルな斬り応え」「かつてない駆け引きや爽快感」という剣戟アクションの完成度でした。この打ち出し方自体は、後述するレビューの評価ともほぼ一致しています。
発売後にレビューサイトのスコアが出そろい、Metacriticの平均スコアは85点とシリーズでもトップ級の高評価に。ところが同じ「IGN」ブランドの中でも、米国版は10点満点、日本版のIGN Japanは7点という差が生まれ、SNSで話題になっています。
IGN(米国)は物語とアクション両方を絶賛し、10点満点をつけました。主人公・宮本武蔵と周囲の人物描写、工夫を凝らしたボス戦が特に評価されています。
この投稿が象徴するように、同じIGNブランドの中で満点と7点という開きが出たこと自体が、プレイヤーの間で「どちらを信じればいいのか」という戸惑いを呼びました。レビュースコアが割れること自体は珍しくありませんが、同一ブランド内での差はとりわけ目を引きます。
争点になっている「25時間」の長さ
各メディアのレビューを整理すると、剣戟アクションそのものへの評価はほぼ一致しています。受け流しと「一閃」を軸にした戦闘は、敵の動きを見極めて反撃につなげる駆け引きが評価され、ボス戦の攻防を強みとする声が多数派です。
評価が割れているのはゲーム全体の長さと構成です。海外メディアのPolygonは「魅力的な戦闘を備えた12時間程度の中核部分が、反復を伴う25時間の体験に引き延ばされている」と指摘し、敵との再戦や収集要素が進行のテンポを弱めていると厳しく評価しました。一方で、同じ反復の問題を認めつつも「戦闘の奥深さやボス戦、人物描写が欠点を上回る」と評価するメディアもあります。
📊 割れているレビュースコア
図の見方: 各数字は財経新聞・でんふぁみこがめ等の報道をもとに当編集部が整理したものです。
🎥 関連動画:剣戟アクション紹介トレーラー(カプコン公式)
出典:CapcomChannel/YouTube。サムネイルをクリックすると再生します(クリックするまで動画は読み込みません)。
この公式トレーラーで紹介されている「一閃」による一撃必殺の演出こそ、レビューが軒並み評価している部分です。評価が割れているのはこの戦闘の質ではなく、あくまでその戦闘を25時間分続けさせる構成だという点は押さえておく必要があります。
賛否が割れているポイント
👍 高評価派の主張
- 受け流しと一閃を軸にした剣戟は「20年ぶりに見合う」完成度に達している
- 宮本武蔵というキャラクター造形とボス戦の演出が、反復の問題を補って余りある
- 発売前からの前評判どおり、シリーズ随一のメタスコアを獲得している
👎 辛口派の主張
- 本来12時間で語れる中身を、再戦や収集要素で25時間に水増ししている
- 体験版の段階では「鬼武者らしい斬撃の爽快感が薄い」「敵の攻めが単調」という指摘もあった
- 満点評価とはギャップがある内容だとするレビューもあり、期待値だけが先行しているとの見方
この評価の割れ方、あなたはどう見ますか?
なぜここまで伸びたのか
この話題が伸びている一番の理由は、「同じIGNなのに10点と7点」という分かりやすい対立構造にあります。レビュースコアは数字なので比較がしやすく、しかも同一ブランド内での差という珍しさが、単なる「賛否両論」以上の驚きを生みました。
もう一つは、体験版の段階から「斬撃の爽快感が薄い」という辛口の声があったことです。発売前の期待と体験版への戸惑い、そして発売後の高いメタスコアという流れが積み重なり、「結局どれだけ面白いのか、自分の目で確かめたい」という購買動機につながっています。
まとめ
「鬼武者 Way of the Sword」の評価割れは、「戦闘の質」と「その戦闘を何時間続けさせるか」という、別々の論点が混ざって語られていることから生まれています。剣戟そのものの評価はほぼ一致しているだけに、購入を迷っている人は25時間という長さをどう感じるかを判断基準にするとよさそうです。
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